唐墨の素 ボラ子

日本の三大珍味のひとつとされているカラスミです。古代ローマ時代からあり、ギリシャ、エジプトでも作られていたそうです。 例のごとくシルクロードを通って9世紀には中国でも作られていたそうな。

カラスミの語源ですが、「唐の墨」からという、長崎県野母崎樺島の伝承が有名かつ定説でしょう。

安土桃山時代、豊臣秀吉は朝鮮出兵のため、肥前の名護屋(なごや)に赴く。長崎代官、鍋島飛騨守信正は名産、野母のカラスミを献上する。

秀吉は珍味を賞賛し名をたずねると、唐の墨に形が似ているところからが「唐墨(カラスミ)」と答えたのがはじまりだとか。そのとき秀吉が命名したのだという説もあります。

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